HOME > トマッターNo.1と滑り摩擦係数

トマッターNo.1と滑り摩擦係数について  


床面の耐滑性の評価方法はいくつか提案されていますが、オーソライズされた規格がないのが現状のようです。『東京都福祉のまちづくり条例』では、ASTM E303という試験方法で測定したBPNという単位の値を「滑りにくさ」の目安として採用し、『BPN40以上が望ましい』と記載されています。
しかしこの測定方法は、動摩擦係数の測定方法であり、床材の耐滑性の相対比較には一つの目安として用いる事は出来るかもしれないが接触は床材等の平面に対して線接触となっておりつま先あるいは、かかとで蹴り飛ばすような状態に相当するため、本来の耐滑性評価の基準としては適切でないという意見もあります。
                      (東北大学 堀切川教授)
東北大学の堀切川教授らの研究によると、人間が一般的な速度(5〜6km/h)で歩行する場合に、滑りを生じずに安全に歩行するために必要とされる靴底と床面の静摩擦係数値は、0.3未満であれば滑りが生じ、0.6以上であれば極めて滑りが生じやすい状態であると解説されています。
当社では、この静摩擦係数による測定方法を基本として、タイル等の湿潤状態での静摩擦係数値(µs)がNo.1による防滑工事により、未処理のものと比べ150%〜300%増強するように設定して処理を行います。
代替テキス
靴底と床面の摩擦係数と歩行形態の関係
ページトップへ