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高濃度オゾン水散水システム (実用新案出願済)





最近ではオゾンの殺菌・分解・脱臭力利用したトイレの掃除において、「尿石をつきにくくする」「黄ばみを分解する」「虫などの忌避効果がある」などの実用性があるということが一般的に知られてきました。
しかし、一般的なオゾン水製造装置で生成した1ppm程度のオゾン水は、生成後30分程度で自己分解して普通の除菌力がないお水に戻ってしまうため、上図のように生成した直後に使用できるように、「機器本体が現場に必要になり」「コンセントと電源コード」「水栓とホース」などのセッティングが必要でした。また、ホースの取り回しなど機動性も悪く、狭い場所では使いにくいなどの不便さもありました。


そこで、弊社はオゾン水を電源コンセント、ホース接続の制約のない移動可能な容器に貯留して持ち運び、電動噴霧により様々な場所で使用できないかと考えました。
その結果、弊社では4ppm程度の高濃度なオゾン水を容器に貯めたらどの位の時間、除菌力などに有効な濃度を維持出来るか長い時間をかけて実験いたしました。(下図参照)




オゾン水は水温が高いとオゾンの自己分解が早いために冬場よりも夏場のほうが濃度低下が顕著です。そこで真夏の水温25℃を含めて秋季の水温20℃、冬季の水温7℃での濃度低下試験を行いました(上図)
その結果、過酷な条件の水温25℃において散布機より散布したオゾン水の濃度が90分後であっても0.5ppm以上(※)あり実際の現場でも実用可能であることが分かりました。
※ 弊社でオゾン水を用いたトイレ掃除において効果があることを確認しているオゾン水濃度が0.5ppmです。
下図の様に、オゾン水はトイレや洗面台の清掃をはじめとして、ドックランの消臭・消毒、ゴミ置き場の脱臭、厨房の床やU字溝の除菌や害虫の忌避効果、消防隊による人体除染など、様々な場所での除菌・脱臭に有効に使用することが出来ます。
トイレで例えれば、人の出入りが頻繁な鉄道駅のトイレ、便器数のすくないパーキングエリアなどのトイレ、景観を気にすべきホテルのトイレではオゾン水で洗浄したくても、ホースや電源コードなどがお客様邪魔になるために、夜間の利用の少ない時や一時的に閉鎖して清掃するしかありませんでした。
しかし、このオゾン水散水システムをお客様にご迷惑やご負担をかけずに循環清掃が可能となります。また、オゾン水の優れた除菌・脱臭力により基本清掃の頻度も減らすことが出来ます。
このように「高濃度オゾン水によるオゾン水散水システム」は、オゾン水の使用出来る範囲を拡大するので新しいマーケットの拡大にもつながっていきます。




実用新案出願済み
高濃度オゾン水散水システムは、交安工業株式会社と株式会社ワイズカンパニーの共同申請です。
考案の名称 : オゾン水の散水システム
出願番号 : 実願2013ー2083
出願日 : 2013年4月11日

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