ナショナリズムが必要な時代
 
         
   
【戻る】
   
     
  先日、道路調査会会長の古賀誠衆議院議員の講演を聞く機会があり、なかなか面白く拝聴した。
 講演の内容としては、21世紀を迎え混迷する日本が今後どのような国家づくりをしていくべきかというようなもであった。
  古賀代議士によると、今の日本の政治が早急に取り組み、確立しなければならない4項目とは、第一が民衆主義=他国から強要されたものでないしっかりとした国家観に基づくもの。 第二は自由=自己責任に裏付けされた自由。 第三は平等=正当な競争に基づく結果の平等でなく機会の平等。 第四は平和=しっかりした安全保障政策に基づくもの だと論じた。
 そして、これらのことを整備するために憲法と教育基本法の見直しが必要だと力説した。  特に憲法の見直しについては、よく第9条が論ぜられるが勿論9条は要であるが、9条と匹敵する位重要な部分が第10条〜第40条に及ぶ第三章の国民の権利及び義務の部分であり、現在の憲法の中で国民に義務付けているのは教育・勤労・納税の3項目しかなく後は全て権利がうたわれており、これが現在の自立心に欠ける日本の風土を作り上げてしまったと評した。
 確かに日本が戦後を終え新しい世紀をしっかり歩んで行くためには、目先の構造改革だけでなく国民の精神構造改革の必要性を痛感させられる講演であった。
 
   
 
【前へ】 【次へ】 【トップへ】